マンション購入重要ポイント~ラガーの目
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戸境壁の厚さは何mm?隣戸の遮音性に影響

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戸境壁は“こざかいへき”と読みます。

同様の意味で境界壁(きょうかいへき)とも呼ばれます。

マンションの構造遮音性の一部をチェックするために、スラブとともに最低限は覚えておきたい。

戸境壁とは、鉄筋コンクリートでつくられたマンションの住戸と住戸の境の壁のことを意味します。

つまりお隣さんとの壁のことですね。

マンションのクレームで一番多いのが、左右の住戸との音問題と言われています。

特に、各住戸ごとで、住戸プランが異なる場合は要注意。

寝室のとなりが隣戸の浴室、台所、トイレだと、僕ならその寝室側の住戸は避けたいなと思いますが、構造的には戸境壁のチェックも重要です。

スラブが上下階の遮音性への影響が大きいとすれば、この戸境壁は左右両隣の遮音性への影響が大きいと考えてください。

スラブもそうですが、当然のことながら、戸境壁が厚ければ厚いほど左右両隣の遮音性は高くなります。

 

戸境壁は厚さは何ミリあればよいか?

分譲マンションでは通常180mm~250mm程度が戸境壁の厚さとなっていることが多いようです。

戸境壁の厚さが180mm(18cm)に満たない物件はやめたほうがよいでしょう。

一番多いのは180mm、その次に多いのが200mm、以下その他の順になっています。

できれば戸境壁は200mm以上あると嬉しいですね。

管理人ラガーはお目にかかったことはありませんが、高級物件の中には戸境壁の厚さが250mmやそれ以上の物件もあるみたいです。

壁の仕上げ方法にもよりますが、厚ければ厚いほど遮音性は高くなる傾向があります

 

戸境壁の仕上げ方法も遮音性に影響

戸境壁のコンクリート厚みはもちろん遮音性に影響しますが、もう1つ「戸境壁の仕上げ方法」も隣戸との遮音性に影響します。

良いのは、コンクリート壁に直接クロスを貼る「直貼り」方法と言われています。

それに対してコンクリートに石膏ボードを貼ってクロスを貼る「二重壁」がありますが、これは直貼り方法に比べると、壁とクロスの間に空間ができるため、太鼓現象が起きやすいと言われています。(二重壁を採用するケースも少なくないようで、その場合は、コンクリートの壁とボードの間に吸音材を入れ、遮音向上を図ることも)

なんだか「二重壁」の方が、二重になってて遮音性能も上であるような感覚に陥りますが、そこは違うので要注意です。

一般的には、コンクリートに直接クロスを貼る直貼り方法の方が、コンクリートの仕上げ自体を凸凹をなくきれいにしあげなくてはいけないため、ごまかしがきかない分、高い施工精度が求められます。

 

 

 

 

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