マンション内覧会にかける時間
マンション内覧会にはいったいどのぐらいの時間がかかるのでしょうか?
以前の記事にも書きましたが、1日に何十組という家族を相手にするわけですので、施工会社の人間も一日中対応はしてくれません。
通常は1世帯につき1~2時間程度の時間を与えらます。
その時間内に、問題点があれば指摘事項として挙げて下さい。と言われるでしょう。
では、果たして1~2時間で足りるものでしょうか?
待ちに待った内覧会ですから
「うわ~、綺麗!」
「新築なんだから全部完璧に施工してくれているはず」
だけで終わってしまう方もいるかもしれません。
しかし、ここで言っておきたいのは
“新築でも不具合や補修が必要な箇所は山ほどある”
ということです。
これは一軒家でもあてはまることですが、マンション、特に大規模マンションほどこの傾向は強いのではないかと僕は思います。
もちろん施工会社の検査に始まり、デベロッパーの検査等は必ず行われています。
しかし、マンションの宿命ですが、何十件、何百件もありますので、一軒にかける時間はどうしても少なくなってしまうのです。
その結果、検査で発見されなかった不具合や汚れ等がたくさんでるのです。
ちなみに検査で一軒にかける時間は1時間程度しかありません。
これってすごく短いと思いませんか?
何千万もする買い物をしたのに、しかも、一応、この先、何年も住む予定でいるのに・・・・と思うのは僕だけではないはずです。
検査が完全ではないのであれば、自分たちでチェックするしかありません。
そうなるととても1~2時間では足りないのではないでしょうか?
不具合のチェックの他にも、間取りの採寸等も行いたいですよね。
それならば1時間と言われても、
“完全に終わるまで何時間でも納得のいくまでチェック”しましょう。
担当者が次のお客さんが待ってます、と言っても
購入者 「不具合部分をチェックしておきますから、終わったら呼びます」
とでも言っておきましょう。
例え何時間いても誰も文句は言わないと思います。
だって、本当に大切なチェックなんですから。納得のいくまで確認したいですよね。
販売者側は、内心は(早く帰ってほしい・・・)と思っているかもしれませんが・・・。
そんなわけで、チェックにたくさんの時間が欲しい人は午前中から内覧会を予約しましょう。