オール電化マンションのメリット・デメリット
オール電化マンションのメリット・デメリットを表にまとめてみました。
オール電化のメリット | オール電化のデメリット |
●コンロがフラットで掃除が非常に楽 ●火を使用しないので安全 ●エコキュートは熱効率がよくフロンではなく二酸化炭素を冷媒としているため地球環境に優しい。 ●電気料金の安い夜間電力を使用してお湯をつくる為、電気代が安くなる。 ●ガス料金がかからない |
●火を使用しないと料理の間隔が分からない ●フライパン・鍋等、IH用の調理器具が必要 ●電磁波が気になる ●将来、ガスに切り替えることはできない ●機器の初期費用が高い為、販売価格が高め ●電気給湯器(例:エコキュート)の室外機スペースが必要の為、バルコニーやアルコープに設置の場合邪魔になる ●電気給湯器を交換する時(約10年に1度)、ガス給湯器よりも30~40万円高くなる。 |
オール電化マンションのメリット・デメリットはこんな感じでしょうか。
気になるのは、オール電化の場合の料金
しかし購入者が一番気になるのは、やはり料金でしょう。
オール電化とガス&電気とではどちらが料金・価格が安いのか。
ガス&電気ともにCMなどで利点や安さをアピールしているので購入者は悩みますよね。
これはどちらが安いかは一概には言えません。
オール電化は電気代の安い夜間電力を使用してお湯を沸かしておくため、電気代が安いとメリットの項目にあげました。
ただし、家族が多く昼間に洗い物などでお湯をたくさん使用すると、夜間に沸かしたお湯で足りない場合があります。
特に冬に起こりやすく、昼間の高い電気料金で沸かすことになりガス代の方が安くなることもあります。
これは生活スタイルや家族構成によるでしょう。
僕は、以前、大手デベロッパーの営業さんとお話する機会があったのですが、購入者の方のクレームで、オール電化にしたのに料金が安くならないというクレームは結構多いそうです。
「オール電化なのになぜ高いんだ!」
こうクレームをだしてくる方は、夜間電力を使用した分は安いということを認識してなく、オール電化だから安いので電気もお湯も大量に使ったりしているそうです。
それでも、2~4人で通常の生活をしている限りオール電化の方が安いと思います。
エコキュートの交換問題
ラガーが一番の問題ではないか?と感じているのが、デメリットにも記載した電気給湯器(例:エコキュート)の交換の問題です。
ちなみにエコキュート(EcoCute)とは、ヒートポンプ技術を利用して空気の熱で湯をわかすことができる電気給湯器のうち、冷媒として二酸化炭素を使用している機種の総称で、日本の電力会社・給湯器メーカーが使用している愛称であり、関西電力の登録商標となっています。
エコキュートの価格がガス給湯器よりも30万円ほど高いです(約20~50万円くらいの幅があるとは思います)。
これを10年に1度交換するのか(メーカーは10年に1度交換を推奨)、15年もつのか、20年もつのか。
また、今後エコキュートが安くなってガス給湯器との価格差がなくなるのか・・・。
実はこの部分こそが、オール電化とガスのとちらが安いかの焦点となってくると思います。
エコキュートが誕生したのが2001年。その後、着実に普及は進んでいるようで、2016年3月末現在で、累計出荷台数が500万台を突破したようです。
これから、オール電化かガスのどちらが主流になるのか楽しみに見守りたいと思います
・・・・・・PS ちなみにラガー家はガス派です。
最大の理由は、エアコンの暖房ではなくガスファンヒーターを使用したかったからです。
ガスファンヒーター用のコンセント型コックは後工事でつけました。
ガスはすぐに暖かくなるので、忙しいわが夫婦にはピッタリです!
しかも、浴暖も床暖房も含めた都市ガス割引料金なので、思ったよりも経済的です。