マンションのエレベーターの個数(戸数に対して何基?)
マンション生活においてエレベーター(以下EV)は欠かせない設備です。
今時、マンションを購入する際にエレベーターがあるかどうかを確認する人はいないと思います。
では、エレベーターの数はどうでしょうか?
エレベーターはマンションにあって当たり前の設備ですが、1つのマンションに何基のエレベーターが設置されているか確認される方はあまり多くないようです。
でも、少し考えてみてください。
エレベーターを使う時間って、みんな同じくらいじゃないですか?
特に、朝。
小学生の集団登校の集合時間前後とか、、ランドセルを背負った小学生でかなりの混雑が予想されますよね。
その時間に自分の通勤時間が重なっていたら??
急いでいるのに、全然エレベーターが来ない!来ても、ギュウギュウづめの満員状態で乗ることができない・・・
なんてことにもなりかねません。
エレベーター(EV)が、戸数に対して何基ついているかによってマンション生活は大きな影響を受けることになるのです。
特に大規模マンションでは、エレベーターの数が少ないと朝の通勤時間は混雑しがちです。
マンションのエレベーターの数は多いほうがいいの?
とはいえ、エレベーターの数が多いのが絶対に良いとは限りません。
最近ではプライバシーを考慮して2~3戸に1基のエレベーターなど、共用する家族を少なくするマンションも増えつつあります。
このような形態は、プライバシー保護には優れていますが、
同時に、エレベーターの数も増えるため、建築コストのアップによる分譲価格の上昇やメンテナンス費用(法定点検、部品取替等)の増大をひきおこします。
20~30年後にはエレベーターの老朽化による大規模な修繕や交換も予想されます。
その際のお金は毎月の修繕積立金でまかなうことになります。
もちろんお金をかけてでも、マンションにはやはりエレベーターが多いほういいと思う人はたくさんいらっしゃいます。
これは価値観の違いです。
通常、設計するにあたってバランスがよいとされているEVの数は50~80世帯に1基程度とされています。
50世帯に1基あれば朝のラッシュ時もまず問題ないレベルかと思います。
もちろんマンションの形態によっても変化するので一概には言えませんが。
通常は各住戸の間取りから、マンション全体の人数を算出して
EV会社がラッシュ時の計算をしてEVの数を決定してあるはずです。
気になる方は営業の方に聞いてみましょう!