床暖房付きマンションは当たり前?!
冬に絶大な効果を発揮する床暖房。
これは使ったことのある方は、手放せない設備の1つなのではないでしょうか。
エアコンの場合、床よりも天井付近の温度が高くなりますが
床暖房の場合は床付近の温度が一番高く、天井までの室内温度はほぼ均一のため、
フローリングで快適に座って過ごせます。
もちろん床暖房にもデメリットはあります。
すぐに暖かくならなかったり、電気代orガス代がかかったり等・・・
一日中床暖房を使用したら結構な金額になるかもしれませんね。
そんな床暖房ですがやはり購入するマンションには欲しい設備の一つです。
その大きな理由として
床暖房は温水式の場合は、ペアチューブという配管を
スラブ(床のコンクリート)内に打ち込む必要があります。
そのため、内装工事ならば壊して変更できますが、
コンクリートを壊すわけにはいかないので床暖房を後付けすることは難しいのです。
これは電気式床暖房も同様です。
(現状の床の上から施工する簡易設置型もありますが、
床暖房の部屋と他の部屋の床の高さが変わるため、床に段差ができてしまいます。)
今ではほぼ標準的な設備となりつつある床暖房ですが、
時折、設置されていないマンションもありますので確認が必要です。
立ち会った内覧会でこんな悲劇がありました↓
床暖房のスイッチはどこ?
購入者 「床暖房のスイッチはどこですか?」
施工会社 「このマンションは床暖房ありませんけど・・・」
購入者 「えっ?今のマンションなんて全部床暖房ついてるでしょう?」
冗談のようで本当の話です。
もちろんパンフレットのもどこにも床暖房のことは記載されていません。
でもこの購入者の方は、標準的な設備だからパンフレットに載せていないと思い込んでいたそうです。
今更キャンセルできるわけもなく・・・後味の悪い内覧会となったことは言うまでもありません。
床暖房に限らず、どんな設備が設置されているのか確認することが大切ですね。